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海外旅行でロストバゲージを防ぐ方法3選!万一の場合の対処法も解説

「海外旅行に行きたいけれど、飛行機に荷物を預けても大丈夫?」
「海外へのフライトで、飛行機への預入荷物がなくなっちゃったら、どうなるの?」

コロナが落ち着いて海外へ行く方が増えてきていますが、海外旅行につきものなのが、ロストバゲージの不安ですよね。

空港の荷物受取場でいつになっても自分のトランクが流れてこないときの絶望感といったら、筆舌に尽くしがたいものがあります。

私自身、今年に入ってから韓国へ2回、台湾へ1回行っていますが、やはり、ロストバゲージの不安はありました。
(結果的に、3回とも無事だったのですがね・・・)

では、ロストバゲージを防ぐには、どうすればいいのでしょうか。

そして、万一ロストバゲージが起きた場合、どう対処すればいいのでしょうか。
今回は、ロストバゲージに関する下記のようなポイントについて、わかりやすくご説明します。

この記事のポイント
・ 海外旅行でロストバゲージが起きる原因
・ 海外旅行でロストバゲージを防ぐ方法
・ 海外旅行でロストバゲージがおきた場合の対処法

 

1. そもそもロストバゲージとは?

「ロストバゲージ」とは、空港で「機内預入荷物」として預けた荷物がなくなってしまうトラブルのことをいいます。

手荷物として機内に持ち込める荷物にはサイズや重さに制限があるため、一定以上の重さやサイズのトランクなどは、空港のカウンターで預けなければなりません。
カウンターで預けた荷物は、持ち主と同じ搭乗便に乗せて運ばれ、目的地の空港で受け取ります。

ところが、手荷物カウンターから目的地の空港までの間で何らかのトラブルが起きると、預けた荷物が行方不明になる、つまり、ロストバゲージが発生してしまうのです。

2. ロストバゲージが起きる主な原因4つ

では、なぜロストバゲージが起きてしまうのでしょうか。
その主な原因は下記の4つです。

ロストバゲージを防ぐには、”何が原因でそのようなトラブルが起きるのか”理解しておくことが大切です。
それでは早速、ロストバゲージの原因について1つずつ見ていきましょう。

2‐1. 原因① 目的地や搭乗便が記載されたタグの発行ミス

ロストバゲージの原因で最も多いのが、荷物タグの発行ミスです。

空港のカウンターで荷物を預けると、目的地や搭乗便が記載されたタグ(横長のシール)が発行されます。
このタグの記載内容に誤りがあると、ロストバゲージが起きてしまいます。

また、最近はセルフ荷物預入に対応している航空会社が増えていますが、自分で荷物を預け入れる場合、発行されたタグを自分で貼らなければなりません。
これを貼り忘れてしまうと、いわば”目的地も乗る飛行機もわからない”荷物が預け入れられることになるわけですから、空港スタッフとしても対処のしようがなく、ロストバゲージが起きる可能性が高まります。

2-2. 原因② 荷物の仕分け機に何らかのトラブルが起きた

空港で預け入れた荷物は、機械を使って搭乗便ごとに仕分けられます。

仕分けは手作業でなく、機械が荷物に貼られたタグに印字されているバーコードを読みとって搭乗便ごとに分けていく空港がほとんどです。
そうなると、この仕分け機に何らかのトラブル(故障やバーコードの読み取りエラーなど)が起きた場合、荷物を上手く仕分けられません。

するとその結果、荷物を積み込む搭乗便を間違え、ロストバゲージが起きることがあるのです。

2‐3. 原因③ 乗換時に経由する空港で積込みミスが起きた

海外旅行で直行便がない場合、飛行機の乗り換え(トランジェット)をしなければなりません。

乗換の際は預入荷物も乗換便に積みかえてもらえますが、フライトまでのタイムスケジュールが押していたり、スタッフが不足していたりすると、荷物の積込みミスが起き、ロストバゲージしやすくなります。
目的地が遠く、2回、3回と乗り換えなければならない場合、そのリスクはさらに高くなるでしょう。

2-4. 原因④ 他人が誤って荷物を持って行ってしまった

ロストバゲージの原因として意外と多いのが、他人が誤って荷物を持って行ってしまった、というものです。
量販店でトランクを探した経験がある方ならばイメージしやすいかと思いますが、世の中には似たような形、サイズ、色のトランクが溢れていますよね。

空港ではベルトコンベアーに乗って流れてくる荷物を自分で受け取るシステムになっており、それが本人のものなのかどうか確認するスタッフはいません。
そのため、他人が誤って荷物を持って行くと、ロストバゲージとなってしまいます。

3. 出発前に実践!ロストバゲージを防ぐ方法3つ

飛行機に預けるトランクには、旅の荷物が沢山入っていますよね。
ロストバゲージによってこれを全て失ってしまうと、楽しみにしていた旅行が台無しになってしまいます。

そこでぜひ実践していただきたいのが、下記3つの対策です。

これらの対策をしておくと、ロストバゲージを防げるのはもちろん、万一ロストバゲージが起きた際も荷物を見つけやすくなります。
海外旅行へ出発する前に、ぜひ実践してみてくださいね!

3-1. 過去の荷物タグを全て外しておく

飛行機に荷物を預け入れる際は、過去の荷物タグを”全て”外しましょう。
トランクの持ち手部分に張られる長細いタグについては、ほとんどの方が外すと思うのですが、トランクの側面に貼られている小さいシールは見落としがちです。

過去の荷物シールが残っていると、荷物の仕分け機が目的地や搭乗便を上手く読みとれず、荷物を正しく運べない可能性があります。

飛行機へ荷物を預け入れる際は、荷物をくまなくチェックし、過去の荷物タグが残っていたら必ず外しましょう。

3-2. 経由地の空港で荷物を一度ピックアップする

飛行機を乗り換える場合は、経由地の空港で荷物を一度ピックアップするのもひとつの方法です。

2‐3. 原因③ 乗換時に経由する空港で積込みミスが起きた」でご説明したように、ロストバゲージのリスクは乗換回数が増えれば増えるほど高まります。

この点、経由地で自ら荷物をピックアップし、乗換後の飛行機に改めて預け入れをすれば、「経由地で空港スタッフによる積みかえミスがおきた」といった事態は防げるはずです。

飛行機の乗り換えにあたって”再チェックインをしなければならない”という手間はかかりますが、大切な荷物を守るためと思って我慢しましょう!

3‐3. 荷物の写真や中身の英文メモを用意しておく

どんなに十分な対策をしていても、一定の確率でロストバゲージが起きてしまいます。

そのとき、いち早く荷物を見つけるために有効なのが、荷物の写真や中身の英文メモを用意しておく、という対策です。

ロストバゲージが起きた場合、空港カウンターに問い合わせて荷物を探してもらわなければなりませんが、このとき、荷物の見た目や中身が詳しくわかっていれば、荷物が見つかる確率が格段に高まります。

預ける荷物の写真を撮影しておくことはもちろんですが、荷物の特徴を英文でメモしておくと、よりいいでしょう。

<メモしておくべき荷物の特徴>
・ 荷物の大きさ
・ メーカー、ブランド
・ 色
・ 素材
・ 目立つ特徴(○○のステッカーを貼っている、など)

また、荷物の中身も簡単にメモしておくと、荷物が見つかった際の確認をスムーズに進められます。

4. ロストバゲージに遭ったときの対処法3つ

Tourists looking for the check-in aircraft in international airport ( terminal ) , waiting for flight counters and passenger on background blur airport . travel concept (vintage color toned )

ロストバゲージに遭ってしまったら、下記の手順で対処しましょう。

言葉が通じない海外でロストバゲージに遭うと慌ててしまう気持ちはわかりますが、そういった時だからこそ、冷静に対処することが大切です。

4-1. 航空会社のカウンターや空港職員に相談する

ロストバゲージに遭ったら、まずは航空会社のカウンターもしくは空港スタッフにその旨を伝えましょう。
相談する際は「手荷物合符(荷物の預かり証)」と「航空券」が必要になりますので、事前に用意しておくと話をスムーズに進められます。

空港スタッフが書類をもとに、搭乗便の荷物スペースや空港の荷物スペースを探してくれますので、しばらく待ちましょう。

4-2. ロストバゲージの申請をする

空港スタッフが荷物を探しても見つからなかった場合、「ロストバゲージの申請書類」を作成します。
これは、「手荷物事故報告書」や「手荷物紛失証明書(PIR)」などと呼ばれるもので、航空会社に補償申請をする際にも必要になりますので、必ず作成しましょう。

ロストバゲージの申請は、搭乗した航空会社のカウンターで行うのが一般的です。

4-3. 航空会社に補償申請をする

ロストバゲージの申請書類を作成したら航空会社への補償申請も行いましょう。

申請が終わったら控えの書類が発行されますので、大切に保管しておきましょう。
旅行中に荷物が見つかった場合は宿泊先まで、帰国後に見つかった場合は自宅まで届けてもらえます。
そして、一定期間を経過しても荷物が見つからなかった場合は、航空会社に連絡をして損害賠償請求をします。

補償内容は航空会社によって異なりますが、例えば、[松山空港~仁川国際空港]を運行しているチェジュ航空の場合、荷物1㎏につき上限20ドルの補償を受けられます。
※詳しくは、「手荷物の紛失および賠償(チェジュ航空)」をご参照ください。

航空会社によっては、洗面用具などが入ったトラベルキットを提供してもらえます。

5. ロストバゲージに備えるなら海外旅行保険への加入がおすすめ!

海外旅行に行くなら、「海外旅行保険」への加入を強くおすすめします!

「海外旅行保険」というと、海外で病気になったり、ケガをしたり、盗難にあったりした場合のためのもの、というイメージが強いですよね。
もちろん、それらも大切な補償なのですが、損保ジャパンの海外旅行総合保険では、飛行機への預入荷物の到着が遅れた場合に発生した損害についても、補償を受けられます。

気になる点や不安な点がある方は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先
有限会社フレンズ保険事務所
【TEL】0898-35-2555(平日9:00~17:00)

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